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袈裟仕立てのことを中心に書く日々のこと。

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第94回 職人を囲む会。

小野田智之氏。
『音の作る形(~生命の形~)』

ヴァイオリンの製作を通して「音と形の関係」に着目した、全く新しい楽器製作法のお話。
形の変化と共に音も変わる。
そこを研究してゆくと、東洋医学と深い関係があることがわかってきたそうです。
アイスマンの話なども含め、とても興味深い内容でした。

サクッと端折って書きますが…
「人間のセンサー(感覚)は素晴らしい!」ということがわかりました。

忘れている感覚を、どうやって呼び覚ますのか?

こういうことを常日頃からよく考えている私は、大きなヒントを与えてもらいました。

質問をされる方の着眼点も、臨機応変に研究との関連を交えて応えられるのも、
面白くてあっという間の2時間でした。
私はお弁当をいただいていましたが、お話が終わった後も、質問される方がひっきりなしで実質3時間以上の会となりました。

今日は、三重県の亀山から、そして神奈川県の鎌倉から友人たちも参加。
たまにしか会えなくても、通じる人には通じる、共有できる感覚。
そのこともうれしい、1日となりました。

「響きあう」と、よく言ったりしますが。
まさにこれ!
いったい何が響きあっているのでしょう?

協和、不協和。
音も人も同じ。




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職人を囲む会。

第93回 嵯峨螺鈿・野村の、野村守氏による『螺鈿の魅力』

ひさしぶりに職人を囲む会に参加。


これがいちばん気に入った作品。
自然のものから作られるものは、本当に美しい。



2,3人どうぞ!と体験させてもらえました。
この道具は、筆の毛を取って針がさしてあるシンプルなもの。
厚さによるのですが、針で切り取ることができます。

ここで野村さんのこだわり!
筆は何でもいいけれど、針は某会社の製品しか使いません!と。
その針は、私が使っているものと同じでした。
やはり!
いい道具は、どの分野の方からも気に入られるのだ!
いいものはいい!
ちょっとうれしくなりました。

いつも参加させてもらって思うのですが、どの道の方も仕事に誇りを持たれています。
私もまだまだ。
しっかり袈裟道(?)邁進します。



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色いろいろ。

第80回目の職人を囲む会は、カラーアナリストの志賀國子さん。

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色はいったいいくつあるんでしょうね?

1670万色って言われてたかな。

う~ん、名前がついてるかどうかだけで、色って、そもそも数えられるのかな。

私はレインボー療法で、七色のことや、中医学の元、陰陽五行のことが気になってたので、
それらとの絡みも見えてくるかな?と、興味津々で参加して来た。

病院の内装を手掛けられてることもあって、陰陽五行の話もちらほら。

でも、今日いちばん興味深かったのは“補色”の話。
補色というのは、色相環で、対向位置にある色同士のことで、
中学の美術で習ったし、日常的にも、誰でも経験していると思う。

赤の刺激を受けた場合、緑の残像が見えるのは、目を休める為に生じると説明されている。
そう!1つの色を見つめてると目が疲れるから、残像が見えるという、
脳の素晴らしい機能なんだと思う。


でもでも。
これらはすべて、作られた色!だから起こる現象。

古代染めをされてる方に教えてもらったのだけれど、
自然の色・・・例えば葉っぱの緑。
その緑の中にはいっぱい色が入ってて、1色じゃない。
もちろん、花の赤も、蝶々の黄色も、青い空も。
だから、自然のものをずっと見つめても、目は疲れないから補色は起こらないんだって。

自然もすごいけど、人間の目や脳もすごい!(人間も一応、自然のうちか・・・)

コンピューターの比じゃない!
瞬時の判断!

錯覚も含めて面白い。


なんだかまとまらないけど、色は“光”。
光があるから、色を認識してる。



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第79回 職人を囲む会。

『祇園祭の刺繍について』

樹田紅陽さんに、お話を伺う。

刺繍はおそろしく繊細・緻密で、すごい技が必要なのは感心するばかり・・・ではあるけれど、
今日お話を聴いて私がいちばん凄い!と思ったのは、見極める目!だ。

何を見極めるかというと、糸の量と色。

まるで絵のような刺繍。
下絵の色を元に、色を指定し、更にその糸の分量も見極め、発注される。

その頭の中での計算こそが職人技!だと思った。

袈裟も、注文が入ってから生地を染めに出す。
もしも失敗でもして生地が足りなくなったら・・・
少しだけの生地を同じ色で染めてもらえばいいと、思われがちだけれど、それがそうはいかない。
その時の条件が同じにならないので、まったく同じ色に染めるということは出来ないのだ。

祇園祭の胴掛幕を2年の月日をかけて仕上げられたそう。
縦1.38メートル、横2.73メートルの作品。

それだけを仕上げる糸の計算をされて、発注されるということなのだ!!

それは凄いことだと思う。


そして糸。
糸は、かいこが作る糸を70本束ねたのを、12本でまた束ねた糸が基本のようだった。
ほんとにほんとに、かいこの糸は細いのだ。

見学の時間に針のことを真っ先に質問したのだが、この針は特注だそうだ。



機械で作られてるのではなく、手打ち(?)されてるのだそう。
今では女性が1人居られるだけ・・・とのこと。
お名前は教えてもらえなかった。

普段、袈裟を縫うには必要がない針だけれど・・・

昨年の秋に、国立博物館で観た、袈裟・・・屏風になってる袈裟の刺繍が忘れられない。
いつか、やってみたいと頭の片隅にあったのだけど・・・
(畏れ多くも!!ということが今日の話を聞いてよくわかったけれど。)
あの、針が必要なのだなぁ。

私も針はこだわっているけれど。
もうこの針!と決めていたので、手作りされてる針職人さんが居られるのか?とか、考えたこともなかった。
アンテナを張っておかなくては!

今日催された会のことなので、
頭の中を整理しないままに書いてるけれど、興味深い会でした。

もうすぐ祇園祭。
京都生まれの京都育ちだけれど、人ごみ嫌いの私はまともに行ったことがない。
17日の早朝に、こっそりじっくりと見に行こう♪




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